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吾妻ひでお先生の漫画に出てくるまぼろしの百円酒『馬殺し』に迫る


私が吾妻ひでお先生の作品を知ったころ既に新刊はなかった。
古本屋さんで購入した著書の数々。

当時、文庫サイズは100円から200円くらいで買えた。
ハードカバーの本も500円位で買えた。

ところが最近、急に値上がりをした。
どの本も一冊千円以上する。
(写真一番左と一番右の本は、まだ500円くらいで買える)
(中野ブロードウェイのまんだらけでは、まだ安く買えます)

青色の縁のヤツは、買った当初は200円だったが、
今、美本であれば1500円~2000円はする。

後ろのハードカバーのやつは一体いくらになるんだろう。



先生の作品でマニアックなのがこの本。
写真、右側のピンク色の本は、美少女ものブームの始まりを象徴する作品。

そして左側の2冊、エイトビートは、初期の作品らしく
美少女ブーム時の絵柄とは違う。1冊100円だったと思う。
買ったときは、あとで絵柄を見て「しまった…」と思った。
絵の違いが珍しいと思ってそのまま取っておいた。

エイトビートは昭和52年6月3日初版。
(1977年だから今2005年から28年前の本…)
カバーにある著者近影のカラー写真も凄いよ……
この本、近所の古本屋さんでみてびっくり。2000円もする。
たぶん、復刻本は出ないと思う…
絵が全然違うでしょう? 表紙見ても…


そして10年位、歳月が流れて…



今年、出た本。
アマゾンのトップ10以内に入っていた本。

買って読んで下さい。

この中に「馬殺し」という百円のパック日本酒が出てくる。
先生は断酒しているので、もう飲まないと思うけれど
どんなお酒なのか体験したくなったので、買って飲んでみることにした。









実験開始。

これが伝説の百円ブリックパック入り日本酒「○○ごろし」だ。
しかも税込み100円なので、百円玉を出すだけで買える。

紙パックの日本酒…
ストローで日本酒……
100円の日本酒………

飲んでみた……………野外で………

うぐ、ヘンな味。
ヘンな味だよ。
うぐぇ、口当たりが気持ちわるい、のはストローだから?
酒粕とアルコールをミキサーにかけて、ガーゼで漉したやつに
味の素を入れたような感じの味。

しかもコンビニの室温で妙に生ぬるい。

おええええええええええええ!!
すごく○○゛い!

これ胃袋に入れたんですか? センセー!

焼酎飲み過ぎ明けに、これ飲んだら誰だって○きますよ!

とにかく全部を胃に入れてみることにした。

ちょっと弱めのアルコール度数ですぐには酔えず、地獄。


10分後にきた。

わかったぞ。

これは…………、味よりも、酔い心地を味わう酒のようだ………

これは百円で最大限の酔っぱらい効果を狙った、酒だったのだ!

たしかに、これで百円ならやすい!








うわああああ、あじまワールドが目の前に!


○○ごろし、恐るべし!







実験後、熱いみそ汁を飲み、
大豆タンパク質を摂取することにより肝機能を助けて
アルコール分解を増進、体調を回復しました。

実験は無事終了しました。


(注意:よい子の皆さんは絶対に真似しないで下さいね)




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