いよいよサマースクーリングへ
事務処理システムの仕事は順調に進みテストを残すのみとなった。
ヒューレットパッカードのミニコンは優秀で使いやすかった。
テストは人が帰ったあとの夜中にセットして、翌朝まで動かすのだが、
朝に来てみるとプリンターの紙が詰まったりしていた。
こうして仕事を終えて引き上げると、次の仕事となるわけだが
私は通信制大学のサマースクーリングで一ヶ月休まなければらない。
仕事は3ヶ月だったので一ヶ月失敬することに決めた。
私は油絵の道具をそろえて、武蔵野美術大学へ向かった。
美術のサマースクーリングは小学校の先生が美術教師になるために受けてくることが多いらしい。
あと、主婦の人が夫にお暇をもらって来ているのが目立った。
私のような無謀者は少ないと思うが、それでもいた。
やはり学校はいい。
通信教育とはいえ全学生が講堂に集まると壮観な眺めとなる。
キャンパスの雰囲気とか匂いとか、適度な湿り気のある廊下とか、
過ごしやすくいい環境である。
やっぱり大学は、広く一般にも公開するのがいいのかもしれない。
このスクーリングは通信教育だけでは出来ない、きめ細かい実技指導が
最大の目的だと思うのだが、なぜか教養課程の授業もあるのだった。
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